ユノカル(英語表記)Unocal Corp.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユノカル」の意味・わかりやすい解説

ユノカル
Unocal Corp.

アメリカ合衆国のかつての総合石油会社。 1890年ハーディソン・アンド・スチュアート・オイルなどの3石油会社を統合してユニオン・オイル・カンパニー・オブ・カリフォルニアとして設立。以後石油関連企業を次々に買収,1950~60年代には化学関連企業を吸収,1965年ピュア・オイルを合併して精製・販売部門を拡充,1977年モリーコープを合併して金属部門へ進出した。 1983年持株会社としてユノカルが設立され,ユニオン・オイル・カンパニー・オブ・カリフォルニアは吸収された。 1996年ユニオン 76ガソリンスタンドを売却,続いて 1997年には石油精製・販売部門を売却して,この分野から撤退した。 2005年アメリカの国際石油資本の一つ,シェブロンに買収された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android