普及版 字通 「ヨウ・おくる・かれいい」の読み・字形・画数・意味
19画
[字訓] おくる・かれいい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は盍(こう)。はその語頭子音を脱したものであろう。〔説文〕五下に「田に餉(しやう)するなり」とあり、耕作の人に食をはこぶことをいう。〔詩、風、七月〕「彼の南畝(なんぽ)に(かれいひ)す」の〔伝〕に「饋(おく)るなり」とみえる。
[訓義]
1. おくる、食をおくる、田の人に食をおくる。
2. かれいい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 カレイヒオクル 〔字鏡集〕 オクル・カレイヒオクル
[声系]
・は盍声。盍は器を蓋(ふた)を以て覆う形。(こう)は酒器。もその器と同じく、器蓋によって名をえたものであろう。
[熟語]
獣▶
[下接語]
行・春・晨・農
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報