ようかし(読み)ヨウカシ

デジタル大辞泉 「ようかし」の意味・読み・例文・類語

ようかし

[副](反語的に用いて)どうしてどうして。どうしてなかなか。
「―治らうぞい。めったに治るこっちゃねえ」〈滑・浮世風呂・二〉
[補説]「ようか」は「やわか」の音変化という。

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精選版 日本国語大辞典 「ようかし」の意味・読み・例文・類語

ようかし

  1. 〘 副詞 〙 ( 「ようか」は「やわか」の変化した語とも、また、「よう」は「よく」の音便、「かし」は強めの助詞ともいう ) ほとんどありえないことにいう。どうしてどうして。どうしてなかなか。ようかしな。「どうして…か、そんなことはない」という反語表現にも用いる。
    1. [初出の実例]「おっつけ治りまさアなへ、ようかし、治らうぞい」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)

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