普及版 字通 の解説
11画
[字訓] ほりわり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は或(わく)。〔説文〕十一上に「疾(はや)きれなり」とする。〔詩、大雅、文王有声〕「をきて伊(こ)れす」とは、堀割りをめぐらすことをいう。或は國(国)の初文で、城域を定め、区画する意がある。〔詩〕のを〔韓詩〕に洫(きよく)に作る。洫は溝洫、(みぞ)の意である。
[訓義]
1. ほりわり、みぞ。
2. はやい流れ、激流。
3. かなしみ、いたむ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ミゾ 〔立〕 イタム 〔字鏡集〕 ミゾ・ハヤクナガルルカタチ
[語系]
・閾hiukは同声。閾(いき)は門限、また限hen、khunも声近く、みな限界とするところをいう。
[熟語]
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[下接語]
溝・城・・惻・抑
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報