普及版 字通 の解説

11画
[字訓] ほりわり
[説文解字]

[字形] 形声
声符は或(わく)。〔説文〕十一上に「疾(はや)き
れなり」とする。〔詩、大雅、文王有声〕「
を
きて伊(こ)れ
す」とは、堀割りをめぐらすことをいう。或は國(国)の初文で、城域を定め、区画する意がある。〔詩〕の
を〔韓詩〕に洫(きよく)に作る。洫は溝洫、
(みぞ)の意である。[訓義]
1. ほりわり、みぞ。
2. はやい流れ、激流。
3. かなしみ、いたむ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕
ミゾ 〔
立〕
イタム 〔字鏡集〕
ミゾ・ハヤクナガルルカタチ[語系]
・閾hiu
kは同声。閾(いき)は門限、また限he
n、
khu
nも声近く、みな限界とするところをいう。[熟語]

▶[下接語]
溝
・城
・
・惻
・抑
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

