ヨード欠乏症(読み)ヨードけつぼうしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨード欠乏症」の意味・わかりやすい解説

ヨード欠乏症
ヨードけつぼうしょう

人体にとって必須な元素であるヨード (ヨウ素) が不足して起る病気。ヨード不足は甲状腺ホルモンの生産低下を招き発育新陳代謝に重大な影響を及ぼす。欠乏の影響は年齢に関係なく,乳幼児では精神障害,身体の小人化などを起すが,成人が必要とする量は1日わずか 0.2mgにすぎない。日本では聞き慣れない病気だが,世界では苦しむ人が多く,アジアを中心に年間で数千人が死亡しており,1991年,ユニセフ (国連児童基金) から世界一のヨード生産国である日本に資金要請が届いている。

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