ユニセフ

共同通信ニュース用語解説 「ユニセフ」の解説

ユニセフ

国連機関の一つ、国連児童基金略称。1946年に欧州の児童救援のために設立された国連国際児童緊急基金が53年に常設機関となり改称途上国の子どもの生活、保健衛生、教育の向上を目的とする。収入は各国政府の拠出や民間からの募金で賄われている。90年に発効した子どもの権利条約を規範に、子どもの権利の保護も使命とし、2000年からほぼ毎年、先進国の子どもの状況を分析した報告書を発表している。(共同)

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百科事典マイペディア 「ユニセフ」の意味・わかりやすい解説

ユニセフ(UNICEF)【ユニセフ】

国際連合児童基金United Nations Children's Fundの略称。国連経済社会理事会の特別機関の一つ。1946年設置された国連国際児童緊急基金United Nations International Children's Emergency Fundの後身。当時は戦災児の救済が主任務で,1953年改称し常設の機関となったが略称は継承。発展途上国の児童や青少年に対する医療給付・教育・職業訓練のほか母子福祉などの援助を行っている。その活動はUNRRAアンラ)から継承した資産のほか,各国の政府や民間から供与される資金や物資等によって行われる。最高機関は36ヵ国代表からなる執行理事会。事務局ニューヨーク。1965年ノーベル平和賞。1990年〈子供のための世界サミット〉を開催。
→関連項目緒方貞子国際児童年国際連合

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知恵蔵 「ユニセフ」の解説

ユニセフ

国連児童基金」のページをご覧ください。

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