ライト・ハンド奏法(読み)ライトハンドソウホウ

音楽用語ダス 「ライト・ハンド奏法」の解説

ライト・ハンド奏法[right hand playing]

その名の通り右手の指でフィンガー・ボードをタッピングして音を出す奏法。タッピングとは、右手の指先をフィンガー・ボードにハンマリングのように叩きつけたり、プリングのように引っ掛けて弾いたりするテクニック。使う指は主に人差し指中指だが、フレーズによっては薬指小指を使うものもある。通常は左手のハンマリングやプリングと組み合わせて、非常に速いトリルやアルペジオをプレイすることが多い。もちろんテンポの遅い曲に効果的に使うこともできる。この奏法の利点は、左手の指の開きには限界があるので、自由に動ける右手を加えることによってフレーズの幅を広げることができることだ。それに加えて左右の手によるチョーキンググリッサンドアーミングを併用すれば、さらに演奏の幅が広がる。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android