チョーキング(その他表記)choking

翻訳|choking

デジタル大辞泉 「チョーキング」の意味・読み・例文・類語

チョーキング(choking)

エレキギター奏法の一。音を鳴らしながら押さえている弦をずらし、音程を変える技法

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「チョーキング」の意味・わかりやすい解説

チョーキング
choking

ポピュラー音楽で用いられるギターの特殊奏法の一つ。右手で弦をはじいた後,左手でその弦をフレットに沿って押し上げ,もしくは引き下げて,弦の張力を高め,音程を上げる。これにより,スラーをかけて尻上がりに高くなる音が得られ,感情表現に効果が大きい。もともと黒人ブルースギタリストが行っていたのをロック・ギタリストたちが取り入れ,ロック・ギターに欠かせない重要なテクニックとなった。
エレクトリック・ギター
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

音楽用語ダス 「チョーキング」の解説

チョーキング[bending]

ピッキングの後に、左手で押さえている弦をそのままフレットと平行に、上または下に動かし音程を変える奏法。英語ではベンディングと呼ばれている。左手の指で弦を動かすというよりも、手首を使いドアのノブを回すような感じで押し上げる。1、2、3、4弦は低音弦側に押し上げる。5、6弦は高音弦側に引っ張るようにして行う。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のチョーキングの言及

【塗料】より

…エポキシ樹脂塗料の特徴は付着性,硬度,たわみ性,耐水性,耐薬品性がきわめて優れていることである。耐候性は変色,チョーキングchalking(塗装後,顔料が塗膜から分離し,塗面に手を触れると指頭に顔料や粒子が付着する現象)などを起こすので不十分である。用途としては2液常温硬化型のタールエポキシ樹脂塗料(タール誘導体)が橋梁,鋼管,船舶外板,船舶内諸タンク,油類タンク,コンクリート面などに,1液常温型で加熱型もあるエポキシ樹脂耐薬品塗料は薬品タンク内面,各種管内外面,化学工場の機械設備に,フェノール樹脂で架橋させるものが多いエポキシ樹脂缶用塗料は食缶,ドラム缶,チューブ,電線用エナメルなどに,常温型でアミノ樹脂加熱型もあるエポキシ樹脂プライマーは電気機器,自動車などに使用される。…

※「チョーキング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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