古くは、五本の指の中で真中の指ということでナカ(中)ノオヨビ(指)。後にナカノユビ、ナカユビへと変化し、現在に至る。一五世紀頃にタケタカユビというよび方が生まれ、母音の同化と「高」の類推から生じたタカタカユビとともに、広く使われ、ナカユビが古い規範的な表現、タケタカユビが一般の表現、タカタカユビは俗語的な表現と意識される。近代以降、ナカユビが再び一般化した。
…両者合わせて軽くへこんだ皿状をなし,その凹面(前面)を〈手掌(しゆしよう)palm〉〈手のひら〉または〈たなごころ〉といい,凸面を〈手背back of the hand〉または〈手の甲〉という。指は5本あって,これを橈骨の側から尺骨の側へ順次に〈第1指,母指,親指〉〈第2指,示指,人差指〉〈第3指,中指(ちゆうし∥なかゆび)〉〈第4指,薬指(やくし∥くすりゆび)〉〈第5指,小指(しようし∥こゆび)〉と呼ぶ。母指は2節からなり,太くて短く,手根中手関節が多軸性に動く。…
…両者合わせて軽くへこんだ皿状をなし,その凹面(前面)を〈手掌(しゆしよう)palm〉〈手のひら〉または〈たなごころ〉といい,凸面を〈手背back of the hand〉または〈手の甲〉という。指は5本あって,これを橈骨の側から尺骨の側へ順次に〈第1指,母指,親指〉〈第2指,示指,人差指〉〈第3指,中指(ちゆうし∥なかゆび)〉〈第4指,薬指(やくし∥くすりゆび)〉〈第5指,小指(しようし∥こゆび)〉と呼ぶ。母指は2節からなり,太くて短く,手根中手関節が多軸性に動く。…
※「中指」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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