デジタル大辞泉 の解説
ラコンパニーアデヘスス‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【ラコンパニーアデヘスス教会】
エクアドルの首都キトの旧市街にある教会。イエズス会により17世紀初頭に建設が始まり、約160年かけて完成。1987年の大地震で被害を受けたが修復された。内部の壁・天井・内陣は7トンもの金を用いて精緻な装飾が施され、同国におけるバロック建築の傑作として知られる。1978年に「キト市街」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録。
ペルー南部の都市クスコの市街中心部にある教会。アルマス広場に面する。16世紀後半、インカ帝国第11代皇帝ワイナ=カパックの宮殿跡に建造。17世紀半ばに再建。同国におけるバロック様式の代表的な建造物で、メスチゾの画家マルコス=サパタが描いた壁画がある。
アルゼンチン中部の都市コルドバにある教会。市街中心部に位置する。17世紀にイエズス会が建造したバロック様式の教会で、内部に金の装飾を施された美しい祭壇がある。2000年に「コルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録。