改訂新版 世界大百科事典 の解説 ラシード・アリー・アルキーラーニーRashīd `Alī al-Kīlānī生没年:1882-1965 イラクの政治家。バグダードのスンナ派の名家の出身。ガイラーニーとも呼ばれる。1925年内相となり,30年イギリス・イラク条約の締結に反対した。33年首相,35-36年内相。第2次世界大戦下で親ドイツ派の指導者として,イラク亡命中のアミーン・アルフサイニーの支持を受け,40-41年2回にわたり首相に就任したが,この親枢軸政権はイギリス軍のイラク進出により打倒された。執筆者:板垣 雄三 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by