板垣(読み)イタガキ

デジタル大辞泉 「板垣」の意味・読み・例文・類語

いたがき【板垣】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「板垣」姓の人物
板垣征四郎いたがきせいしろう
板垣退助いたがきたいすけ

いた‐がき【板垣】

板で作った垣。板塀

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精選版 日本国語大辞典 「板垣」の意味・読み・例文・類語

いた‐がき【板垣】

  1. 〘 名詞 〙 板を並べて作った垣。板塀。
    1. [初出の実例]「板垣 廻長一百卅八丈六尺」(出典:皇太神宮儀式帳(804))
    2. 「いたがきといふもの、打ちかためつくろはせ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)

いたがき【板垣】

  1. 姓氏の一つ

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世界大百科事典(旧版)内の板垣の言及

【垣】より

… 日本における木造の垣の古い形式は,伊勢神宮の神殿の周囲に見られる。最も内側にあるのは,厚板を密に縦に並べた〈瑞垣(みずがき)〉,つぎは角材を柵状に組んだ〈内玉垣〉,さらに丸太を柵状に組んだ〈外玉垣〉があり,最も外側に板塀状の〈板垣〉がある。先端を三角形にとがらせた厚板を密に縦に並べた瑞垣は,春日大社などで用いられ,また中世の絵巻物にも多く描かれているので,古い時代の神社では非常に多く用いられたと考えられる。…

【玉垣】より

…玉籬,玉墻とも書く。神社の社殿もしくは境内の周囲にめぐらす垣。瑞垣(みずがき)ともいう。玉,瑞は美称である。玉垣の造りは,方形の木に貫を通し(角玉垣),あるいは,厚い板を用いる(板玉垣)のを本式とするが,木の皮を削らずそのまま用いたもの(黒木玉垣),朱塗りのものや石造もある。垣を二重に設けたときは,内を瑞垣,外を玉垣または荒垣という。伊勢神宮は,内から瑞垣,内玉垣,外玉垣,板玉垣の四重になっている。…

※「板垣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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