日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラツィス」の意味・わかりやすい解説 ラツィスらつぃすВилис Тенисович Лацис/Vilis Tenisovich Latsis(1904―1966) ソ連の小説家。ラトビアの港湾労働者の子。若くして革命運動に投じ、のちにラトビア共和国の首相、最高会議議員などを歴任。出世作の『翼のない鳥たち』(1931~33)に始まり、『漁師の息子』(1933~34)、『嵐(あらし)』(1945~48)、『新しい岸へ』(1950~51)などでラトビア現代史を雄大なスケールで描いた。[水野忠夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例