ラピタ土器(読み)ラピタどき(その他表記)Lapita ware

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラピタ土器」の意味・わかりやすい解説

ラピタ土器
ラピタどき
Lapita ware

東メラネシアを中心に分布する土器。ニューカレドニア西岸の遺跡名にちなんで命名された。文様により特徴づけられるが,量的には無文丸底のものが多い。文様は平底の鉢形土器の上部に多く,主として幾何学文で,刻文,貼付文があるが,櫛歯状の施文具によるものが特徴的である。胎土には砂や貝を混ぜる。共存する遺物として貝斧,腕輪,石斧などがあり,年代は前2千~1千年紀とされる。フィリピン台湾の土器との関連も注目される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む