ラベリウス(その他表記)Laberius, Decimus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラベリウス」の意味・わかりやすい解説

ラベリウス
Laberius, Decimus

[生]前105頃
[没]前43
ローマのミモス (ミムス) 作家プブリウスとともに,南イタリアで栄えていた民間のミモスを文学的芸術作品に高めた。 43の題名が伝わるが,劇の内容構成についてはほとんど不明。

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世界大百科事典(旧版)内のラベリウスの言及

【ラテン文学】より

…ネポスの《伝記集》は,ギリシア・ローマ対比列伝の形式による偉人伝であるが,これも歴史書の分野に入る。一方,演劇は衰退の一途をたどり,悲劇と喜劇に代わって身振り狂言が流行し,ラベリウスLaberiusとプブリリウス・シュルスPublilius Syrusが活躍している。 詩は革新の時代を迎えた。…

※「ラベリウス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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