化学辞典 第2版 「ラムゼー-ヤングの規則」の解説
ラムゼー-ヤングの規則
ラムゼーヤングノキソク
Ramsay-Young's rule
二つの液体の沸点と圧力の関係についての規則.W. Ramsay(ラムゼー(ラムジー))とS. Young(1886年)が経験的に見いだした.ある圧力下における2液の沸点を TA,TB,ほかの圧力下の沸点を TA′,TB′とするとき,
となる.ここで,cは定数で,一般に小さい値(10-4 程度)である.とくに2液が類似した物質のときは0.このときは,
となり,沸点の比はすべての圧力で等しい.[別用語参照]デューリングの規則
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報