旺文社世界史事典 三訂版 「ラメス」の解説
ラメス(2世)
Rames Ⅱ
古代エジプト第19王朝の王(在位前1290〜前1224)
エジプト繁栄期最後の王。シリア方面に出兵してヒッタイトと戦い,文献に残る最古の対等な和議を結んだ。このカデシュの戦い(前1286)と平和条約(前1269)についてはくわしい記録が残っている。以後,デルタ地帯に諸都市を営み,カルナックに百柱殿をつくり,また多くの神殿を建てた。
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