ランキンの複合渦(その他表記)Rankine's combined vortex

法則の辞典 「ランキンの複合渦」の解説

ランキンの複合渦【Rankine's combined vortex】

渦に伴う速度の接線成分が,渦の内域では中心からの距離に比例し,外域では距離に反比例するような分布をもった仮想的な渦のモデルをいう.内域は剛体であるように見なすことになる.台風の風速分布の解析用の近似モデルとして以前に用いられたモデルである.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android