ラングラーブ(その他表記)rhingrave

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラングラーブ」の意味・わかりやすい解説

ラングラーブ
rhingrave

ヨーロッパで 17世紀なかばに用いられた男性用の極度にゆるやかな半ズボンの一種。着用時の外見はスカート状であるが,ウエストや両脇に赤や明色のリボンの輪の房束が飾られているのが特色。フランドル地方のゆるやかなズボンの変形としてフランスに導入され,そこから北欧の諸地域に広まった。

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世界大百科事典(旧版)内のラングラーブの言及

【ズボン】より

…16世紀の男子服は胴衣,膝丈の半ズボン,靴下で構成され,半ズボン(キュロット,ブリーチズ)には詰物をしてタマネギ形などに膨らませたり,太股にぴったりさせた形のものなどが用いられた。17世紀にはラングラーブrhingraveと呼ばれるスカート状の,上脚部の半ばくらいの長さで,腰や裾にリボン飾りのついたズボンを,キュロットの上にはいた。この時代にベネチアでは,釣鐘形のスカートの下に,男子と同じキュロットをはいた女性も現れ,膨らんだキュロットは,ガレー船を漕ぐ奴隷のズボンと似ていたので,〈ガレー船の奴隷風ズボン〉とも呼ばれたという。…

※「ラングラーブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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