山川 世界史小辞典 改訂新版 「ランナー王国」の解説
ランナー王国(ランナーおうこく)
Lan Na
タイ北部のチェンマイを中心として,13世紀末に興ったタイ人の王国。ランナーとは「百万の田」の意。ティローカラート王(在位1441~87頃)時代が最盛期で,今日のタイ国北部のほぼ全域の盆地を統合し,シプソンパンナーやビルマのシャン州にも勢力を及ぼした。16世紀半ばから約200年間ビルマの支配を受け,18世紀に復興後はシャムの朝貢国となって衰えた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報