日本大百科全書(ニッポニカ) 「シャム」の意味・わかりやすい解説 シャムしゃむSiam タイ国の旧名。暹羅と書く。マレー語Siyǎmをポルトガル人がSiãoと写し、それがSiamとなって広まった。1939年6月まで国名として用いられていたが、民族主義者ピブンはこの語が「色黒の」を意味する貶称(へんしょう)であるとしてその使用を取りやめ、かわりに「自由な」という意味の「タイ」を新国名に採用した。第二次世界大戦直後の1945年9月、国号として復活したが、49年5月ふたたび廃止され、タイ国となって今日に至っている。[石井米雄][参照項目] | タイ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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