ランリム山脈(読み)ランリムさんみゃく(英語表記)Rangrim sanchulgi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランリム山脈」の意味・わかりやすい解説

ランリム(狼林)山脈
ランリムさんみゃく
Rangrim sanchulgi

北朝鮮の北部中央にある南北方向の山脈。アムロク (鴨緑) 江にのぞむチャガン (慈江) 道のチュンガン (中江) 郡から約 400kmにわたって連なり,カンウォン (江原) 道でクミャ湾 (旧称永興湾) に没する。平均標高は 1500m前後で,ワガル (臥碣) 峰 (2262m) ,ランリム山 (2184m) などの高峰がある。東はケマ (蓋馬) 高原に続くが,西はカンナム (江南) 山脈,チョギュリョン (狄踰嶺) 山脈,ミョヒャン (妙香) 山脈などの支脈が分れ,一般に傾斜は急である。テドン (大同) 江,チョンチョン (清川) 江が源を発する。クアンソ (関西) 地方とクアンブク (関北) 地方を分けており,アドンリョン (牙得嶺) 峠などの交通路が開かれている。

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