リアウ

百科事典マイペディア 「リアウ」の意味・わかりやすい解説

リアウ[諸島]【リアウ】

インドネシア西部,シンガポール島の南方海上に散在する島群。マレー半島先端が陥没して生じた多数の丘陵性小島からなる。ビンタン,バタムなどが主島。行政的にはスマトラリアウ州に属する。マラッカ海峡入口を制する要地を占め,歴史上多くの首長が割拠した。住民はスマトラ人,ジャワ人混血といわれるリアワ人で,漁民が多い。華人も多く,経済・工業開発が進められつつある。ボーキサイト特産もある。3663km2。約12万人。
→関連項目シンガポール海峡

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世界大百科事典(旧版)内のリアウの言及

【オランダ領東インド】より

…この戦争を境にオランダはジャワ以外のいわゆる外領への実質的支配の浸透に心がけるようになり,農業のみならず鉱産物の開発等にも力を注いだ。このような動きは何よりもイギリスのマレー半島およびボルネオ島北部への急速な進出に刺激されたためで,最後の自治領であったシンガポール南方海上のイスラム王国リアウも1911年にオランダ領となった。ただし,最東部に位置するニューギニア島への進出はかなり遅く,1884年以後一連の条約で東経141゜以西がオランダ領と確定したものの,内陸部への進出はあまり行われなかった。…

※「リアウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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