リザーブ・トランシェ(その他表記)reserve tranche

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リザーブ・トランシェ」の意味・わかりやすい解説

リザーブ・トランシェ
reserve tranche

国際通貨基金 IMF加盟国が短期的な国際収支不均衡に陥ったときにIMFクォータ額を限度として無条件に引出せる借入枠のこと。旧協定では,加盟国は割当額の 25%を金で,残りの 75%を自国通貨で払込んでいたが,このうち金出資分に相当する部分の引出枠をゴールド・トランシェという。また他国による自国通貨の引出しにより自国通貨が 75%を下回っていても,75%については無条件で IMFから外貨を引出すことができ,この枠をスーパー・ゴールド・トランシェと呼んでいた。 1978年発効の新協定では,割当額の 25%は金払込みに代えて SDRでの払込みに改正されたが,自由な引出制度とその名称は従来どおりである。

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