ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リシニン」の意味・わかりやすい解説 リシニンricinine 化学式 C8H8N2O2 。トウダイグサ科の植物トウゴマ (ヒマ) の葉および種子に存在するアルカロイド。アルコールから再結晶して針状晶として得られる。融点 201.5℃。 170~180℃ (20mmHg) で昇華する。水,アルコール,クロロホルム,エーテルなどにわずかに溶ける。苦みを有する中性物質で,酸とは塩をつくらない。毒性が強く,摂取すると,嘔吐,溶血性胃腸炎,肝臓・腎臓障害,けいれん,昏睡,血圧および呼吸低下などを経て死にいたる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by