苦み(読み)くるしみ

精選版 日本国語大辞典 「苦み」の意味・読み・例文・類語

くるし‐み【苦み】

(形容詞「くるしい」の語幹に「み」の付いたもの。→) 苦しいので。苦しいから。
万葉(8C後)一〇・二〇〇六「彦星は嘆かす妻に言だにも告げにぞ来つる見れば苦彌(くるしミ)

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デジタル大辞泉 「苦み」の意味・読み・例文・類語

にが‐み【苦み/苦味】

苦いこと。苦い味。苦い度合い。「―の強いコーヒー」
不愉快な心持ち。つらい心情。
「万の感情はさらりと消えて、唯―のみ残りしなり」〈蘆花不如帰
渋さを含んでひきしまった感じのすること。男性の顔つきにいう。「―のきいた、渋い二枚目」
[補説]「味」は当て字
[類語]苦い渋いほろ苦い渋み苦味くみえぐいえがらっぽいいがらっぽいえがらいえぐみビター

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栄養・生化学辞典 「苦み」の解説

苦み

 →苦味(くみ)

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