最新 地学事典 「リチウム鉱床」の解説
リチウムこうしょう
リチウム鉱床
lithium deposit
ペグマタイトと塩湖に大別される。ペグマタイト中のリチウム鉱物は,リチア輝石,ペタライト,リチア雲母など。代表例はオーストラリアPilgangoora, Wodgina,ジンバブエBikitaなど。タンタル石やコルンブ石が副産物。地熱活動の活発な地域の塩湖では,地熱水が火山岩からリチウムを溶脱し塩湖に流入することにより濃縮。チリのアタカマ湖が代表例。2021年のリチウム世界生産量は10万tで約60%がペグマタイト,40%が塩湖から。主産国はオーストラリア(55%),チリ(26%),中国(14%)。
執筆者:正路 徹也・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

