リプレイ・システム(読み)りぷれいしすてむ(その他表記)instant replay system

知恵蔵 「リプレイ・システム」の解説

リプレイ・システム

2006年から北米の一部の大会で導入されたビデオによる判定方法。ラインジャッジをめぐるトラブルが絶えないことから開発されたもので、選手は1セットに2度、ビデオ判定要求(チャレンジ)できる。選手の抗議が正しく判定が覆ればチャレンジ回数はそのまま。タイブレークでは新たに1度のチャレンジ権が与えられる。ビデオはコート上のスクリーンにも映しだされ、球跡はコンピューター解析される。06年3月のマイアミ大会で初めて導入された後、現在はフレンチオープンを除く4大大会でも採用されている。選手の反応は様々だが、試合の流れへの影響、設備費用など、全面的普及には問題が多い。

(武田薫 スポーツライター / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android