普及版 字通 「リン・うろこ・さかな」の読み・字形・画数・意味
23画
[字訓] うろこ・さかな
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(りん)。は火、また点々として相連なるものの意がある。〔説文〕十一下に「魚甲なり」とあって、うろこをいう。〔呂覧、孟春紀〕「其の蟲は」の〔高誘注〕に「は魚の屬なり。、之れが長爲(た)り」、また〔淮南子、時則訓〕の〔許慎注〕に「虫、之れが長爲り」とあって、虫三百六十、竜はその最も霊なるものとされた。魚貝を介といい、多く列集することを集、並ぶことを次という。
[訓義]
1. うろこ。
2. さかな。
3. うろこのある動物、魚竜。
4. ならぶ、つらなる、かさなる、つづく。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 伊路久(いろくづ)、俗に云ふ、伊侶古(いろこ)〔名義抄〕 イロクヅ、俗に云ふ、イロコ・コヒ・イルカ・マカル 〔字鏡〕 カザル・イロコ・ヒナ・イロクヅ・イロクヅノゴトシ
[語系]
lienは侖liun、(連)lian、累liui、雷luiと声義に通ずるところがあり、相重なり、相連なる状態をいう。
[熟語]
羽▶・介▶・界▶・▶・群▶・甲▶・鴻▶・雑▶・施▶・▶・次▶・集▶・皴▶・身▶・▶・接▶・爪▶・族▶・属▶・簇▶・虫▶・誅▶・比▶・物▶・片▶・毛▶・文▶・翼▶・羅▶・▶・淪▶・類▶・列▶
[下接語]
隠・羽・介・揮・戯・巨・魚・驚・金・錦・銀・逆・枯・細・朱・衆・皴・松・清・潜・繊・沈・騰・批・飛・伏・奮・文・片・幽・遊・羅・竜
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報