ウェブ上でデータをつなぎ合わせ,また他のデータとつながる形で公開・共有するための仕組み,あるいはその仕組みを用いて作成された機械可読データ.次世代のウェブと言われるセマンティックウェブの構想に基づきデータ同士がつながることで,ウェブ空間を巨大データベースとして利用でき,新たな情報の発見や価値の創出に役立つとされる.リンクトデータは,RDF等のセマンティックウェブの標準技術を用いて表現・提供され,他のデータとつながる機能は他の資源を示すURIにリンクすることで実現される.オープンデータの要件をも満たすものは,特にLinked Open Data(LOD)と呼ばれる.近年,図書館目録のメタデータや統制語彙をリンクトデータに変換し公開する試みが進んでいる.