メタデータ(読み)めたでーた(英語表記)metadata

翻訳|metadata

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メタデータ」の意味・わかりやすい解説

メタデータ
めたでーた
metadata

データに関する諸情報を記述した基本データ。メタmetaとは「超」「包括的な」「上位の」を表すギリシア語由来の接頭辞である。データそのものの内容とは別に、そのデータに関連づけて作成された補助的な情報をさす。デジタル分野におけるメタデータの代表例としては、文書ファイルの作成日時や作成者名、画像ファイルのサイズ、使用された規格などがある。

 メタデータを利用すると、データの効率的な管理、処理、検索が可能になる。とくに画像ファイル、音声ファイルなどでは、現状ではメタデータの部分が検索の対象とされているため、その整備が重要である。近年はインターネット上、または企業内のデータセンター内のサーバーなどに散らばるビッグデータの処理、分析、活用に注目が集まっており、こうした非構造化されたデータを扱う場合には、メタデータの抽出や分析が欠かせない。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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