リン・ふむ

普及版 字通 「リン・ふむ」の読み・字形・画数・意味


27画

(異体字)
19画

[字音] リン
[字訓] ふむ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(りん)。〔漢書、王商伝〕に「百姓走し、相ひ蹂す」とあり、〔説文〕二下に「は轢(ひ)くなり」とし、字をに作る。田を轢き耕すことをといい、と字義が近く、が正字であろう。

[訓義]
1. ふむ、ふみにじる。
2. ひく。

[古辞書の訓]
名義抄 ニジル・フミニジル/蹂 ―トフミニジル 〔字鏡集〕 ニジクル・ニジル・フム・フミニジル

[語系]
)・lienは同声。みなごろごろとして、ふみくだいたような形の意を含む。その小なるものは離離liai-liai、碌碌liok-liok、大なるものは(落落)lak-lak、壘壘(塁塁)liui-liui、また累累liuai-liuaiのようにいう。みな同系の語である。

[熟語]

[下接語]
・蹈

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android