岩石学辞典 「リンブルグ岩」の解説 リンブルグ岩 暗色の岩石で熔岩流,シル,岩脈などで産出する.橄欖(かんらん)石と輝石の斑晶が褐色のアルカリに富むガラス質の石基に含まれる岩石である.長石は含まれない[Rosenbusch : 1872].この岩石は化学的には非常に塩基性である.化学的にはガラス質のネフェリン玄武岩に相当しネフェリンの代わりにガラスになった岩石である.マグマ玄武岩(magma-basalt)とも呼ばれる.ドイツ,カイザースツール(Kaiserstuhl)のリンブルク(Limburg)に因む.橄欖輝石岩(limburgite)と同義. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報