リン酸マグネシウムアンモニウム(読み)りんさんまぐねしうむあんもにうむ(その他表記)ammonium magnesium phosphate

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

リン酸マグネシウムアンモニウム
りんさんまぐねしうむあんもにうむ
ammonium magnesium phosphate

リン酸塩水溶液マグネシア混液塩化マグネシウム塩化アンモニウムアンモニア水溶液)を加えると、六水和物(MgNH4)PO4・6H2Oが得られる。無水和物の化学式(MgNH4)PO4、式量113.01。六水和物は無色斜方晶系結晶。空気中に室温で放置すると、アンモニアを失って分解する。水に難溶。水溶液から48~49℃で沈殿させると一水和物が得られる。化学分析で沈殿反応に用いられる。

[中原勝儼]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む