ルス(その他表記)Rus'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルス」の意味・わかりやすい解説

ルス
Rus'

ルーシとも読む。ロシア,ロシア人のもととなった東スラブの種族呼称。この語の発生については,18世紀以来論争があって,「ノルマン説」を唱える学者はスカンジナビア起源を主張し,他方はスラブ起源を主張している。現在ロシアの学者は黒海北岸,ドネプル川流域に住んでいたスラブ人に由来するものと考え,それがのちに国と民族名称になったとしている。この語は 17世紀にいたるまでロシアの地と国家をさして用いられたが,15世紀末から「ロシア」 Rossiyaという語が用いられはじめ,次第にルスからロシアと呼ばれるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ルス」の解説

ルス

ルーシ

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android