ルメリア(その他表記)Rumelia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルメリア」の意味・わかりやすい解説

ルメリア
Rumelia

トルコ語ではルメルまたはルムイル (「ローマ人の国」の意) 。アナトリアに対する語で,かつてのオスマン帝国のバルカン半島一帯の領土をさす。東ルメリアモナスティルサロニカエディルネの4地域に分けられる。 1885年東ルメリアはブルガリアに併合され,第2次バルカン戦争ののち,1913年のブカレスト条約で,モナスティルはセルビアに,サロニカはギリシアに割譲され,エディルネだけがオスマン帝国に残された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android