レイヨナン様式(読み)レイヨナンようしき(その他表記)Rayonnant style

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイヨナン様式」の意味・わかりやすい解説

レイヨナン様式
レイヨナンようしき
Rayonnant style

13世紀中頃から 14世紀後半のフランス盛期ゴシック建築,またその時代の美術様式。その名称は壮大かつ華麗なばら窓の放射状意匠に由来する。当時ゴシック建築は技術的に最高の発展を示し,これに付随して壮大なステンドグラスやすぐれた石彫が制作されたほか,多彩な壁掛け,エマイユなどの工芸品にもすぐれた作品を生んだ。代表例はランス大聖堂ボーベー大聖堂パリサント・シャペルトロアのサン・トゥルバン聖堂。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android