レス・プリウァータ(その他表記)res privata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レス・プリウァータ」の意味・わかりやすい解説

レス・プリウァータ
res privata

ローマ皇帝の私的財産。パトリモニウムと同じ内容をさすと思われるが,その区別や内容,起源についてはよくわかっていない。それを管理した役職名が碑文から知られるのみで,セプチミウス・セウェルス帝 (在位 193~211) 以後イタリアアフリカ,小アジアなどにレス・プリウァータ管理官 procuratores rei privataeが現れている。3世紀以後はパトリモニウムの用法はすたれ,皇帝財産のみならず,帝国財産自体を広く意味する法制語として用いられた。

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