碑文(読み)ひぶん

精選版 日本国語大辞典 「碑文」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぶん【碑文】

〘名〙 石碑にほりつけた文章。いしぶみ。ひもん。
霊異記(810‐824)上「雷の落ちし同じ処に彼の墓を作りたまひ、永く碑文の柱を立てて言はく」 〔後漢書‐虚植伝〕

ひ‐もん【碑文】

〘名〙 =ひぶん(碑文)〔いろは字(1559)〕

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デジタル大辞泉 「碑文」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぶん【碑文】

石碑に彫りつけた文章。碑銘

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普及版 字通 「碑文」の読み・字形・画数・意味

【碑文】ひぶん

碑刻の文。〔三国志、魏、伝〕年十二、母に隨ひて潁川(えいせん)に至る。故太丘の長陳寔(ちんしよく)のを讀みて言ふ、は世範爲(た)り、行は士則爲りと。(がい)、に自ら名は範、字は士則とす。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「碑文」の意味・わかりやすい解説

碑文
ひぶん

碑に記した文。墓碑,架橋碑,建郡碑,築城碑,造池碑,歌碑,経碑,顕彰碑などがある。日本には飛鳥時代中国から伝わった。

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