日本大百科全書(ニッポニカ) 「レスリングの用語」の意味・わかりやすい解説
レスリングの用語
れすりんぐのようご
アクティビティ・タイム activity time
フリースタイルにおいて、消極的な選手に課せられる、ポイントを獲得する時間。30秒間でポイントが成立しなかった場合、相手選手に1点が与えられる。
技術回避(ぎじゅつかいひ) fleeing the hold
マット内で故意に逃げたり相手の攻撃を避けたりする行為で、警告の対象となる。
グラウンド・レスリング ground wrestling
寝技の攻防。単に「グラウンド」ということが多い。
グランド・アンプリチュード grand amplitude
スタンド・レスリングまたはグラウンド・レスリング状態から相手を持ち上げて高い弧を描き、直接デンジャーポジションに着地する技。5点となる。
警告(けいこく) caution
「コーション」ともいう。審判がルール違反の選手に発するペナルティー。
コンソルテーション consultation
マット・チェアマンが、レフェリーとジャッジの判定に異議がある場合、審判団で協議すること。
場外逃避(じょうがいとうひ) fleeing the mat
マットの外へ故意に逃げる行為で、警告の対象となる。
スタンド・レスリング stand wrestling
立ち技の攻防。単に「スタンド」ということが多い。
チャレンジ challenge
選手のかわりに、コーチがレフェリーの判定などに不同意な(異議のある)場合、審判団に対してビデオ映像で確認するよう要求する権利。
テーク・ダウン take down
相手の背後に回り、完全にマット上にパーテレポジションにコントロールすること。「ゴー・ビハインドgo behind」ともいう。
デンジャーポジション danger position
相手の両肩をマットに対して90度以上向かせたフォールに近い状態。
パーテレポジション parterre position
両手・両膝(ひざ)・頭の5点のうち、3点以上がマットについた状態。
パーテレレスリング parterre wrestling
寝技の攻防。単に「パーテレ」ということが多い。
フォール fall
相手の両肩が1秒間以上、同時にマットについた場合。フォールした時点で試合は終了となる。