レフレル症候群(読み)レフレルしょうこうぐん(その他表記)Löffler's syndrome

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レフレル症候群」の意味・わかりやすい解説

レフレル症候群
レフレルしょうこうぐん
Löffler's syndrome

一過性肺浸潤スイス医師 W.レフレルが 1932年に記載したもの。症状はきわめて軽微で,一般に無自覚のことが多いが,ときに微熱,全身倦怠および咳などがある。血液像では7~50%に及ぶ好酸球増加がみられる。原因は寄生虫,ペニシリンなどの化学物質アレルギーなどがあげられるが,不明のものも多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のレフレル症候群の言及

【レフラー症候群】より

…胸部X線写真上,肺に一過性の浸潤陰影があり,末梢血の好酸球増加を示し,臨床症状はほとんどみられないか,あっても軽度で,2週間から1ヵ月以内に自然治癒するものをいう。レフレル症候群ともいう。1932年スイスの内科医W.レフラーによって記載されたものであるが,現在ではPIE症候群のなかで単純性肺好酸球増加症として分類されており,アレルギー性機序によって発症すると考えられている。…

※「レフレル症候群」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む