法則の辞典 「レーナルト効果」の解説 レーナルト効果【Lenard's effect】 (1) 水滴落下電気現象.降雨や瀑流に際して水滴が正に,周囲の空気が負に帯電する現象.これは早くも1786年にトロールス(Trolls)によって研究されたが,後にレーナルトが詳細な研究を行ったためにこの名で呼ばれている.液体の表面に電気的二重層が形成したのち,気流によって最外層が剥ぎ取られるためと考えられている. (2) 空気やそのほかの気体が紫外線の照射によって電離する現象. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報