日本大百科全書(ニッポニカ) 「レーブ」の意味・わかりやすい解説
レーブ
れーぶ
Oscar Loew
(1844―1941)
ドイツの化学者。ミュンヘン大学でリービヒに、ライプツィヒ大学でコルベに学ぶ。1866年渡米、ニューヨーク大学医学校助手となる。その後帰国してミュンヘン大学の生理化学講師。1893年(明治26)来日、帝国大学農科大学農芸化学教授( ~1896、1900~1907)となり、古在由直(こざいよしなお)、麻生慶次郎(あそうけいじろう)、鈴木梅太郎らを育てた。1907年離日、1914年ミュンヘン大学植物生理化学教授。石灰の植物細胞核および葉緑体に及ぼす影響の研究、タバコの葉の発酵が酵素によることの発見ほかの業績がある。
[道家達將]
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