レーリー数(読み)レーリーすう

最新 地学事典 「レーリー数」の解説

レーリーすう
レーリー数

Rayleigh number

対流問題を扱うに当たっては基本方程式を無次元化する方法がよく用いられる。レーリー数は,その際得られる無次元数の一つである。レーリー数(Ra)の定義は,無次元化の方法によって変わるが,一般的な定義はRa=αd3 ΔT/νκである。ここで,:重力加速度,α:体膨張率,d:対流層の厚さ,ΔT:対流層の上下面の温度差,ν:動粘性率,κ:熱拡散率である。対流は,レーリー数がある臨界レーリー数(critical Rayleigh number)以上のときに生ずる。臨界レーリー数は,条件にもよるが,103程度である。マントル対流のレーリー数は105以上と見積もられており,マントル対流は十分に存在しうると考えられている。レーリー数は対流の問題を定量的に扱ったL.J.W.S.Rayleighにちなんで名づけられた。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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