改訂新版 世界大百科事典 「ロクリス」の意味・わかりやすい解説 ロクリスLokris ギリシア中部の古代地名。2地域に分かれ,東はエウボイア湾側でロクリス・オプンティアLokris Opountia,西はコリントス湾北岸とアンフィッサ峡谷を含みロクリス・オゾリスLokris Ozolisとよばれていた。これはロクリス人の間に後からフォキス人が侵入したためで,以後も絶えず近隣の侵略に悩まされたが,東西で同じ市民権を保持した。ロクリス人はギリシア史上たいした役割は果たしていないが,前8世紀ころ南イタリアに最初のギリシア人植民市(ロクロイ・エピゼフュリオイLokroi Epizephyrioi)を建設している。執筆者:山川 廣司 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
山川 世界史小辞典 改訂新版 「ロクリス」の解説 ロクリスLokris エウボイア海峡とコリント湾双方に面した中部ギリシアの地で,中間にはドーリスとフォキスがあって,東と西に分かれていた。南イタリアのロクロイ・エピゼフィリオイは前者の植民市。 出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報 Sponserd by