ロツーマ島(読み)ろつーまとう(英語表記)Rotuma

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロツーマ島」の意味・わかりやすい解説

ロツーマ島
ろつーまとう
Rotuma

南太平洋西部、フィジーの北390キロメートルにある火山島。東西13キロメートル、南北4キロメートル、面積44平方キロメートル。地理的、民族的にはフィジーとの関係は薄いが、政治的にはフィジーに属している。1791年、バウンティ号の反乱兵を捜索していたイギリスのパンドラ号がこの島をみつけ、グレンビルGrenville島と命名した。コプラを産する。住民ポリネシア人。ヨーロッパ人との接触後、労働力として連れ去られる数が増え、5000あった人口が2000に減少したという。1976年のフィジーのセンサス人口調査)によれば、7389のロツーマ人のうちロツーマ島に在島するのは2805であった。

[大島襄二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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