ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロベチ」の意味・わかりやすい解説 ロベチLovech ブルガリア中北部,ロベチ州の州都。ドナウ川の支流,オサム川にのぞむ。2輪車・農業機械製造,食品,皮革などを中心とする地方工業都市。オサム川にかかる屋根つきの橋 (1874。 1924焼失後再建) が有名。ローマ時代の宿駅跡に築かれた中世都市で,城塞や領主館の遺跡,遺構があり,中世ブルガリア建築の記念物が多い。 12世紀からロベチの名で知られ,15~18世紀にはこの地方の産業,文化の中心であった。 1869年革命家バシル・レフスキがここに革命中央委員会を組織し,市は国内の革命運動の中心地となった。市の東のデベタキ大鍾乳洞は大規模な景観と先史時代居住跡で有名である。人口5万 1669 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by