百科事典マイペディア 「中世都市」の意味・わかりやすい解説
中世都市【ちゅうせいとし】
→関連項目都市|バラ
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…敷地は南北1km,東西600mほどで,このなかに池を多用したさまざまな建築物を建てた。
【西欧】
[中世都市住居の新形式]
ヨーロッパでは中世都市の発展によって,11~12世紀ころに新しいタイプの住居が現れてくる。都市内の住居(町屋)は木造で,1階に店舗等をもち,上階に居住部分をもった。…
…その基本的な特色は,地主的戦士の集住を契機に成立したものであり,農業生産は奴隷制に,商工業は多様な付庸の民や異邦人に依存する,いわば消費者的市民を構成メンバーとするものであった。したがって農村とは別個の法的地位を占め,商工業,ときに農業をも営みとする広義の生産者的市民を主体とした自治的な中世都市とも根本的に違った性格をもっていた。 このような都市国家は,ほぼ3世紀以降にみるローマ帝国の政治的不安と経済的衰微,つづく4世紀末以降のゲルマン人の移動侵入により,漸次その性格を変えた。…
…そのため船舶による河口からの遡行距離がきわめて長く,河川による交通は陸路をしのぐものがあった。古代の沿海文化が中世の内陸文化に移行しても,河川に沿った無数の中世都市が交易の拠点となりえたのである。
[人文地理的概念――三つの地域]
次に人文ないし歴史地理学的に考えてみると,ヨーロッパは大きく分けて次の三つの地域にまとめることができる。…
※「中世都市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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