現代外国人名録2016 「ロルフホーホフート」の解説
ロルフ ホーホフート
Rolf Hochhuth
- 職業・肩書
- 劇作家
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1931年4月1日
- 出生地
- ヘッセン州エシュウェーゲ
- 学歴
- ハイデルベルク大学,ミュンヘン大学
- 経歴
- 靴製造業者の子。中学校卒業資格取得後、すぐ書店員となった。やがて、出版社に就職して原稿審査係を務める。早くから、文学に関心を持っており、小説を創作していたが、1963年に初演された処女戯曲「Der Stellvertreter(神の代理人)」(’62年)は厖大な資料にもとづいて、ナチスのユダヤ人大量虐殺に間接的に関与したローマ法皇の戦争責任を追求した作品で、当時一大センセーションを巻き起こし、いわゆる政治的記録演劇ブームの先鞭をつける形となった。そのほかにも過去の事件に題材をとって数々の戯曲を書いており、邦訳も多くなされている。主な作品に「兵士たち」(’66年)、「ゲリラ」(’70年)、「助産婦」(’72年)、「女の平和」(’73年)、小説「ドイツの恋」(’80年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報