ローカル5G(読み)ローカルファイブジー

デジタル大辞泉 「ローカル5G」の意味・読み・例文・類語

ローカル‐ファイブジー【ローカル5G】

local 5G企業自治体などが独自に基地局を設けて運用する第五世代移動通信システム5G)の通信ネットワーク工場内のIoT機器による高度な製造管理や、工事現場における建機の低遅延の遠隔操作などに利用される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「ローカル5G」の解説

ローカル5G

携帯電話などに使われる通信の新規格である第5世代(5G)移動通信システムの電波を、工場や農地といった限られた範囲内で使う制度。携帯以外にも工場機器や小型無人機ドローンなど幅広い産業での活用が期待される。5Gを利用したい企業や自治体が、携帯電話大手のサービスとは別に免許申請し、自前の電波を展開する。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵mini 「ローカル5G」の解説

ローカル5G

通信事業者以外の者が運営する5G(第5世代無線移動通信)ネットワークのこと。国で指定された無線局免許を取得すれば、企業や自治体などが自ら建物敷地など特定のエリアに自前のネットワークを構築し、独自のニーズに合わせた柔軟な利用・運用ができる。Wi-Fiに比べて通信速度や対応エリア、セキュリティーに優れ、駅や空港、工場、病院など、高速で大容量の専用ネットワークや安全性を確保した通信が求められる場所での利用が想定されている。2019年12月に免許申請を済ませた東京都は、都立産業技術研究センターに実験施設を設置し、研究や実験で使いたい企業に開放する予定。

(2020-1-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android